速谷神社創建1800年記念事業の奉賛募金のお願い
速谷神社が国の正史に登場するのは、広島県内では最も古く、平安時代初期の弘仁2年(811)です。同じころ書かれた『旧事本紀』という古文書には、第13代成務天皇の時代(131-190)に、速谷の神を信仰する古代豪族が、朝廷より「阿岐国造」つまり安芸国全体の統治者に任じられたという記述があります。このことから、速谷の神はすでに成務天皇の時代1800年から1900年前には、この広島の地でまつられていたことがわかっています。
平安中期、朝廷ははじめて全国の神社の一覧表『延喜式神名帳』をつくります。この中で速谷神社は、最高位の「官幣大社」として登場します。官幣大社は、中国・九州地方462の神社の中でも速谷神社だけで、当時いかに朝廷から篤く崇敬されていたかがわかります。
その後、対岸の嚴島神社が平家一門の信仰を集めて盛運をみるのに反して、速谷神社は衰退の途をたどります。それでも、近代に入って明治政府が新たに整備した社格制度のもとで、大正13年(1924)、県内では嚴島神社に次ぐ「国幣中社」に列せられます。
この指定に向けて、県民をあげて社殿造営や境内整備が進められました。速谷の神は、広島県内でも数少ない広島発祥の神様です。神域拡張工事には、近隣の24の町や村から4000人を超える勤労奉仕の希望があり、樹木の寄進も県内各地から2000本に達したと記録されています。名社復活にかける県民の熱い情熱がいまに伝わっています。
この「国幣中社」列格から令和6年は、100年になります。この年の10月に「創建1800年大祭」を斎行することとし、一の鳥居、儀式殿をはじめとして諸建物の建替、修復ならびに境内整備を行って、県内でも格段に古い歴史を紡ぐ速谷神社の神様のご神徳に感謝し、氏子崇敬者各位の心のよりどころとなる神社を目指して参りたいと存じます。
何卒、趣旨に格別のご理解とご賛同を賜りますよう謹んでお願い申し上げます。
令和3年11月
速 谷 神 社
宮 司 櫻井 建弥
責任役員 有田 一彦
松井 直資
権現 義達
田中 和雄
氏子総代 藤下 憲明
辰井 一幸
田中 敏治
堀本 俊明
越智 稔
紙元常次郎
速谷神社創建1800年記念事業計画書
御社殿を中心とした信仰空間の再整備
老朽化個所がみられる御社殿につきましては、錺(かざり)金具の修繕や塗装修復などを行い、社殿前の空間は石敷きとします。また百年が経過する透塀(すきべい)は全面的に建て替えるほか、最新の防犯システムを完備します。
鳥居建替工事と儀式殿全面改修工事(完成済)
老朽化の激しい一の鳥居は建替えることとし、面積規模で現在の1.8倍の大きさの鳥居を新築するほか、創建千七百五十年大祭の記念事業として建設した儀式殿は、日常的に神事を行う施設へと全面的に改修します。
参拝者利便性向上に向けた境内整備
近年の参拝者増加に伴い、参道改修工事、裏参道舗装工事、境内地排水施設工事、屋外トイレ建替工事、駐車場の大幅拡張工事などを計画しています。
また御神宝や調度品の修繕と新調、さらに安芸国総鎮守の大神としての御神徳の高揚を目的とした広報事業などを積極的に展開する計画です。
祭事と工期について
速谷神社創建1800年記念事業の祭典と主な工事は、以下の通り計画されています。
令和3年 上旬 |
令和3年 下旬 |
令和4年 上旬 |
令和4年 下旬 |
令和5年 上旬 |
令和5年 下旬 |
令和6年 上旬 |
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儀式殿 改修工事 |
工事開始 工事終了 |
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一の鳥居 建替工事 |
工事開始 | 工事終了 くぐり初め |
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駐車場 拡張工事 |
用地買収 | 工事開始 地鎮祭 |
工事終了 | ||||
屋外トイレ 建替工事 |
工事開始 | 工事終了 | |||||
透塀 建替工事 |
工事開始 | 工事終了 | |||||
境内参道 整備工事 |
工事開始 工事終了 |
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社殿前 石敷工事 |
工事開始 工事終了 |
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社殿 改修工事 |
防犯システム工事 | 工事開始 工事終了 |
工事内容・日程は予告なく変更となることがございます。
創建1800年記念事業予算書
収入の部
科 目 | 予 算 額 | 摘 要 |
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奉 賛 金 | 50,000,000 | 氏子・崇敬者による奉賛金、社頭における募金活動の奉賛金 |
神 社 資 金 | 260,000,000 | 神社自己資金 (創建1800年記念事業特別会計) |
合 計 | 310,000,000 |
支出の部
科 目 | 予 算 額 | 摘 要 |
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儀式殿改修費 | 90,000,000 | 建設工事に拘わる諸経費・建設費・外構工事費・備品等 |
一の鳥居建替費 | 40,000,000 | 地盤調査費・解体費、建設工事に拘わる諸経費・建設費等 |
駐車場拡張費 | 65,000,000 | 測量費・土地買収費・造成工事費等 |
野外トイレ建設費 | 15,000,000 | 解体費・建設費・電気機械設備工事費等 |
透塀建替費 | 35,000,000 | 解体費・建設工事費等 |
境内参道整備費 | 10,000,000 | 土系・アスファルト舗装工事費・排水設備工事費等 |
社殿前石敷費 | 15,000,000 | 石敷工事費・排水設備工事費等 |
社殿改修費 | 15,000,000 | 祭礼調度品修理新調費・錺金具修繕費・防犯システム費等 |
その他事業費 | 25,000,000 | 大祭費・神徳高揚費・奉賛関係費等 |
合 計 | 310,000,000 |
ご奉賛のお願い
奉賛者全芳名を、創建1800年記念奉賛者芳名名簿に記し神殿にお納めして、末永く顕彰保存申し上げます。またご赤誠に応じまして、記念品や芳名掲示、大祭案内など申し上げます。
速谷神社境内(社頭)でのご奉賛
速谷神社の境内でのご奉賛は、祈祷受付所・守札授与所にて、「創建千八百年 記念事業ご奉賛」の受付を設置しています。
銀行を利用してのご奉賛
次の金融機関にてお振込み下さいますようお願い申し上げます。
【ゆうちょ銀行】
口座記号番号 01390-8- 111485
口座名称(漢字) 速谷神社
口座名称(カナ) ハヤタニジンジャ
ゆうちょ銀行以外の金融機関から振り込まれる場合は、以下内容をご指定ください。
店名(店番) ゆうちょ銀行 一三九(イチサンキユウ)店(139)
預金種目 当座
口座番号 0111485
振込用紙が必要な方は郵送しますので、速谷神社創建1800年記念事業事務局(電話 0829-38-0822)までご連絡ください。
また記念品の送付がございますので、いずれの場合も、ご入金がお済みになりましたら、記念事業事務局まで、氏名、住所、連絡先を必ずご一報くださいますようによろしくお願い申し上げます。
速谷神社創建1800年記念事業事務局
〒738-0026 広島県廿日市市上平良308-1
電話 0829-38-0822 FAX 0829-38-0341
E-mail hayatanijinjya@nifty.com
https://hayatanijinja.jp/